ツクツクホウシ
■板敷鼻団地にて夜9時ごろ玄関でバタバタ音がしたので、見てみたらいました。
灯火に寄せられたものと思います。
裏返してみてみると腹弁(振動版)がありましたので♂でした。近所迷惑を考えて静かにしていてくれたのでしょうか、鳴きませんでした。
手元の古い昆虫図鑑では「ツクツクホウシ」と書いてあるのですが、ネットで調べると「ツクツクボウシ」が現在では一般的のようです。また、鳴き声は「ツクツクホウシ」と書いてあるものと「オーシーツクツク」と書いてあるものがあります。世の中ではこの鳴き声の「ツクツク」部分が先なのか、後なのかを真剣に検討している人もいるようです。
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体長4cm程度 |
■ツクツクホウシ
半翅目 セミ科
学名:Meimuna opalifera
体は細く、暗黄緑色で黒い斑紋がある。前胸背は複雑な暗黄緑色で黒いすじがある。中胸背は黒くてややつやがあり、中央にはW字に似た斑紋がある。8〜9月に「ツクツクホーシ」と鳴く。
分布:日本全土、中国
※撮影日:2008年8月30日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ
ニイニイゼミ
■板敷鼻団地の早朝、ベランダのコンクリート部に停まっていました。
よくセミの抜け殻を目にするが、このニイニイゼミの仲間だけは抜け殻が泥だらけで他のセミの抜け殻と区別できるらしいです。湿った土を好んで出てくるのか、乾燥を防ぐためなのか、単に汚好きなのか...まだわかっていないそうです。
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体長3cm程度 |
■ニイニイゼミ
半翅目 セミ科
学名:Platypleura kaempferi
体は褐色で、淡黄色の細かい毛で覆われる。頭部はあまり突出せず、前胸背は横に平たく突出する。中胸背は黒く、中央に逆M字状の紋がある。7〜9月に「ジー・ジー」と鳴く。
分布:日本全土、朝鮮、台湾、マレー
※撮影日:2008年7月31日 カメラ:CASIO QV-R51
ミンミンゼミ
■板敷鼻団地裏の林の低い木で鳴いているのを激写しました。
約1mほどまで近寄って鳴いている最中を撮影したのですが、大変うるさかったです。
カメムシはそうでもないのですが、半翅目のセミやヨコバイの仲間は、前後に移動するより、左右に移動することが多いような気がします。セミは「見つかったかな」と思うと横に移動して木の裏側に身を隠すしぐさをします。
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体長5cm程度 |
■ミンミンゼミ
半翅目 セミ科
学名:Oncotympana maculaticollis
体は黒くて、鮮緑色の斑紋がある。中胸背は黒く、中央に6個の緑色の紋がある。7〜8月に「ミーン・ミン・ミン・ミー」と大きな声で鳴く。
分布:日本全土
※撮影日:2008年10月5日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ