ホオジロ

■ホオジロは夏によく見られます。
 
 東アジアに広く分布していますが、国内では種子島・屋久島から北海道までとされています。
 
 近くの7〜8m程度の木の梢の先によく止まります。古い書物では「一筆啓上仕候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と鳴くなどと記されています。
 
 頬に白い紋があるのでホオジロ。背中はスズメとほぼ同じデザイン。飛んでいるときは、尾羽の両側が白いのが目印です。
 
 昆虫や植物の種などを食べる雑食性の鳥です。
 
ホオジロ
全長16cm程度
 
スズメとホオジロ
奥がスズメ、手前がホオジロ。背中はほぼ同じ
 
■ホオジロ
 スズメ目 ホオジロ科
 学名:Emberiza cioides
 分布:東アジア
 ポピュラーで覚えやすい鳥なので、福岡市、天童市など多くの自治体の象徴とされる。
 
※撮影日:上2009年4月16日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ
     下2009年3月21日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ


キセキレイ

■キセキレイは大崎で一番美しい鳥かもしれません。
 
 昆虫などを食べますので、畑の畝の間を歩いているのを良く見かけます。
 
 一羽ないし数羽で行動し、飛びながら「チチン・チチン」と鳴きます。
 
 車に乗って道路で見かけると、道に沿って飛んで逃げるので、長い間後姿を見ながら走ることがあります。
 
キセキレイ
全長20cm程度
 
■キセキレイ
 スズメ目 セキレイ科
 学名:Motacilla cinerea
 分布:九州以北、ユーラシア、アフリカ
 屋根裏や車のエンジンルームなどでも巣を作ることがある。
 
※撮影日:2008年8月25日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ
 

スズメ

■スズメは日本各地で身近な鳥です。
 
 赤茶色系の濃淡で全体が彩られ、頬の白地に黒斑点がトレードマーク。
 
 穀物、昆虫など広範囲のものを食べ、「チュン・チュン」と鳴きます。
 
 人家のあるところ必ずといっていいほどスズメが住んでいます。
 
 ちなみに、自宅の窓から目の前のコンクリート塀にお米をまいて撮影しました。
 
 近所には2つの群れがあるようで、集まってきていた1つ目の群れがバタバタッと慌しく飛び立つと、入れ違いに別の群れがお米を占領しました。
 
スズメ
足で首を掻くスズメ、全長14cm程度
 
砂浴びをするスズメ
砂浴びをするスズメ
 
メタボスズメ
ふっくらしすぎのスズメ
 
■スズメ
 スズメ目 スズメ科
 学名:Passer montanus
 分布:日本全域
 穀物を食べることで害鳥と思われがちだが、害虫も食べるので益鳥としての面もある。
 
※撮影日:2008年10月7日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ
 

ツバメ

■渡り鳥として有名なツバメです。
 
 その姿は白と黒のツートンカラーで喉元が赤い。文字通り燕尾服の引き締まった姿です。
 
 その飛行能力は高く、飛んでいる虫を超低空飛行で捕らえたりします。プロ野球チームの「スワローズ」もその運動能力を評価してあやかって名づけたのでしょう。
 
 種子島に9月に見かけるのは渡りの帰りなのでしょうか。台風前後の雨曇の日に大量に群れていました。
 
 鳴き声は知らなかったのですが、調べると「繁殖期になるとオスは『チュビチュビチュビチュルルルル』と比較的大きなさえずり声で鳴く。」とのことです。
 
ツバメ
全長18cm程度
 
音符のように並ぶツバメ
大量に電線に止まり、さながら音符のよう
 
■ツバメ
 スズメ目 ツバメ科
 学名:Hirundo rustica
 分布:日本全域
 飛行している昆虫を捕らえて食べる益鳥。
 
※撮影日:2008年9月30日 カメラ:OLYMPUS SP-560UZ
 

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