2010祈願祭
■2010年2月7日、秋の願成就祭りと対になる祈願祭が執り行われました。 |
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2月7日大崎神社■午前中はお祭りの準備です。 昨年の空梅雨や気温異常で、安納芋を始めとしてサツマイモ類は大打撃でした。
今年こそは2年分の大豊作をお願いしようと、お社入口の柱に飾りつけられるお榊にもついつい力が入り、限界まで大きなものをご用意いたしました。 ここまで巨大なお榊の木はありませんので、シイの木で代用しています。 |
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■お祭りは午後2時からとなります。 午前中のうちに、広場の草刈、境内の清掃、しめ縄づくりを済ませます。 慌ただしい作業を終え、着替えて午後に備えるため、みな自宅に戻ります。 お祭りはお社内にて宮司様にて執り行われ、その後、手に手に持ち寄った酒の肴を分け合いながら語り合います。 |
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杉田増次の酒樽■今回の目玉「杉田増次の酒樽」です。 この樽は、西之表市が立てた「ふるさと歴史散歩」の立て札にも書かれている由緒ある酒樽です。 これまでは木箱の中でゴロゴロと転がっていたそうですが、この度、集落のプロ大工の手によってアクリルケースに納められました。 酒樽は高さ13cmほどで、上蓋にかろうじて「大正六年旧十二月二十一日」と読めます。 当時の様子を伝え聞いたことのある方によると、長崎から種子島まで数日のうちに流れ着いたそうです。 立て札には以下のように記されています。 『五十数年前、大崎の塩釜神社の前にひとつの酒樽が流れ着いた。病気で苦しんでいた長崎県の杉田増次氏が「天照大神を信仰するように...」との神のお告げを流したのであった。』 |
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