■今年は6月からの大豪雨で大変でした。
昨年は、空梅雨で安納芋を始め、潅水の出来ない広い圃場では大きなダメージとなってしまいました。
しかし本年は、打って変わっての大豪雨。
何でも、60年前の記録を塗り替えるほどのものだったそうです。
大雨になって困るのは、芋以外の園芸作物と言われるものです。
もちろん芋畑も土が流されて根が見える状態となり、決して良くはないのですが、ゴーヤ(レイシ)、キューリ、トマト、トウモロコシ、カボチャなどなど、花の咲くときに連日の大雨では、受粉が出来ず実が付きません。
受粉ができたものも実が痛んでいきます。
もちろん、漁師さんらにも大ダメージです。
天候が悪ければ船は出せませんし、定置網にかかった魚は引き上げられずに鮮度が落ちていきます。
土砂は濁流となって川を流れ、海を茶色く染めます。
魚も追い立てられるように、生活の場を変えてしまいます。
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入口の榊 |
よって、今回も真剣に神頼みが必要なのです!
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気合の旗竿 |
入口を飾る榊もぐっと大きなものとなり、国旗を掲げる旗竿も3メートル増しです。
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宮司さんの支度待ちの静寂 |
今年の神主担当も、真剣な面持ちで玉串を奉納しました。
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神主の玉串奉納 |
本日は良く晴れ、境内の清掃が十分できたことが一番の幸いです。
注)「神主」は集落内で持ち回りの役で、その年の神社での催しの代表となります。祝詞は、地元の言葉で「ホイドン」と呼ばれる「宮司」様に来てもらってあげてもらいます。
■この大雨での被害報告です。
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土砂の積もった道 |
一枚目の写真で写るはずだったものは、緩やかに左カーブした農道です。
右奥方向の畑が大きくえぐられて発生した土砂は、この農道にかぶさり、左手前方向へと木をなぎ倒しながら流れていきました。
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崩れた畑 |
二枚目の写真が、土砂の起こりとなったえぐられた畑です。
200平方メートル以上も崩れているのではないでしょうか。
この畑、農道を回復するにはかなりの高額の費用がかかるとのことで、修復せず放置することになりました。