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木を倒す(その1) |
■次は木を切り倒す作業に入ります。
今年の神社神主担当の監視の下、イチョウの木3本が切り倒されました。
およそ30年ものの木でしたが、これで切り株からヒコバエが出てきて若返ることでしょう。
塩、焼酎を捧げて鎮めたあと、エンジン・チェーンソーの音が鳴り響きます。
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木を倒す(その2) |
■どんどん倒します。
写真の通り3本目は、今年の神社神主担当本人が「神通力」で倒しました(ウソ)。
平行して、処理場へ運ぶため、倒した木も細分し軽トラックへ積み込みます。
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ユンボ登場 |
■そしてユンボ(注1)まで登場しました。
ビローの樹(注2)が境内の中央付近にあったので、もっと隅っこのほうに移植します。
さすがにこんな巨大な木は人間の手での移植は無理です。
ユンボで掘ったり、吊ったりして行いました。
(竹竿は、電灯線がユンボの邪魔にならぬよう押し上げる為に使用しています。)
■事故も無く、すべての予定が完了しました。
そして翌日の午後、状況を見てきました。
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コンクリ水路 |
■すでに型枠がはずされていました。
問題になりそうなところには、十分分厚いコンクリートが施されています。
これなら多少増水しても大丈夫でしょう。
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鳥居周辺 |
■土の流れ易いところはコンクリが施され、ちゃんと箒(ほうき)で筋がつけられています。
多少コケが生えてもすべりません。
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境内場 |
■ずいぶんスッキリしました。
かなり広くなった気さえします。
後は移植されたビローの樹が根付くのを待つだけです。
これでこれからは雨水の心配も無く、掃除もし易くなりました。
もちろんその後は、ご想像の通り慰労会に突入です!。
- ※注1 ユンボ(yumbo)
元来フランスの重機会社シカム社の製品名。
日本ではニッケン社(レンタル業)の登録商標が広まり一般名称となったもの。
正式には「油圧ショベル」とされている。
他に、パワーショベル、ショベルカー、バックホーとも呼ばれる。
同様に商標が一般的な名称として広まった例としては、ウォークマン(ソニー)、セロテープ(ニチバン)、ポリバケツ(積水化学工業)、マジックインキ(内田洋行)など多数のものがある。
- ※注2 ビローの樹(き)/ビロー樹(じゅ)
亜熱帯植物のひとつ。
外見的に亜熱帯らしさがあることなどから、温暖さを売りとした観光地に多く栽培されている。
シュロなどとちがい外見以外には利用されていない(と推測)。
東南アジアではその実を噛む習慣があるようだが、日本ではせいぜい鳥がついばむ位のようだ。