■大崎神社での祈願祭と同じく、秋の願成就とセットのお祭りとなります。
上西校区の区長さんを始めとした有識者の皆様方が社内に入り、お祓いし、玉串を捧げて秋の五穀豊穣を祈るお祭りとなります。
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晴れやかな日の伊勢神社 |
この日は久しぶりに青空の覗いた小春日和となりました。
■お社周辺の情景です。
まず、伊勢神社お社に向かって左側の狛犬(阿吽の「吽」※注1)を影ながら支えているような梅の花です。
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吽形の狛犬そばの梅 |
右の桜とは対照的に情熱的な赤が青空に映えていました。
■こちらはお社に向かって右側の狛犬(阿吽の「阿」)後ろの桜です。
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阿形の狛犬そばの桜 |
清楚な花に若葉が萌え始め、生命力を感じさせます。
■祈願祭の後、引き続き戦没者慰霊祭が行われました。
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戦没者慰霊祭 |
ご遺族の方も参列し、戦没者の御霊を鎮めます。
■境内の桜はすでに葉桜となっておりましたが、伊勢神社展望台脇にある桜はこれからが見ごろのようです。
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展望台付近の桜 |
まだ咲き始めのせいか、はたまた種類の違いかはわかりませんが、こちらの桜はウェディングドレスのように真っ白に輝いておりました。
■と、ここまで春爛漫の情景をお伝えしておりましたが、今度は本州とは一味違う種子島(大崎集落?)ならではの話題。
「秋の夜長を鳴き通す..」と歌われることでおなじみの「クツワムシ」が夜の賑わいを...はい、正直言ってやかましいです。
クツワムシは「ガシャガシャガシャガシャ」と、クビキリギスは「ジ〜〜〜〜!!!」と玄関先で鳴かれる時には追い払ったりします(笑)。
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月桃(現地名:シャニン)の葉のクツワムシ |
4〜5cmはあろうかという立派な成体で、越冬のせいか夏には見られなかった褐色の姿でした。
(直翅目としてまとまりましたら、「身近な生き物」にも掲載いたします。)
- ※注1 阿吽(あうん)
阿(あ)は物事の始めを表す音、吽(うん)は物事の終わりを表す音を指し、両者が揃うことで大宇宙の森羅万象のすべてを指し示すことになる。
また、阿は物を問う時の音、吽を理解する時の音として、阿をこれから悟ろうとする者、吽をすでに悟った者を指しているとも考えられる。
この姿(阿形、吽形)を狛犬とすることで、すべての者を迎え入れる証であり、かつ、聖域を守る守り神として狛犬が置かれたと考えることもできる。
この様式は古代インドが源流であろうとされ、沖縄のシーサーからエジプトのライオン像まで世界に広く見られる。