農道払い2009

 
 
■2009年6月7日、集落周辺の農道に生い茂る草等などを刈払う「農道払い」を行いました。
 
■大崎の気候が良いせいか、毎年管理しないと土のあるところはやがてジャングルになってしまいます。
 
 道路とて例外ではありません。
 
 未舗装の農道などは、通れるところと崖の区別がつかなくなりますので特に危険です。
 
 今回の農道払いで気がつきましたが、携帯電話の電波も届かないところが多く、事が起きてからでは取り返しのつかないことになる可能性大です。
 
 集落の人々のため、ひいては自分のためにも草を刈って回ります。
 
刈り取り作業
刈り取り作業
 
■途中、巨大なシダの群生も見られました。
 
 どこに出しても恥ずかしくないくらいの見事なシダです。
 
野良レザーリーフ
野良レザーリーフ
 
 100%無農薬、無化学肥料の天然レザーリーフ(注1)をお求めの際には、ぜひ大崎集落青壮年会にご用命ください(笑)。
 
 ほうっておけば、わずか数年で道路はこんな感じになってしまうのでしょう...。
 
■蚊の予防のための薬剤散布を家屋周辺に行いました。
 
噴霧中!
噴霧中!
 
 大自然の驚異は植物ばかりではありません。昆虫も大崎の自然の中で元気に成長します。
 
 中でも「蚊」は刺されて不快なだけでなく、病気のウィルスを媒介(注2)することもありますので目の仇にすべき対象です。
 
 よって、市役所から配布された粉末の薬剤を家屋の周辺に散布することになります。
 
 蚊の幼虫「ボウフラ」は、バナナの葉の付け根のわずかな水溜りにも発生しますので、気を配りながら満遍なく散布します。
 
 配布された薬剤の主成分は、実はアルツハイマー病の治療薬としても使用されることがあるらしいのですが...そういえば大崎のお年よりはみなシャッキリしてる...いい具合にこの薬を吸い込んでいるのでしょうか...(まさかね)。
 
■みんなで力を合わせた後は、お互いに労をねぎらいます。
 
 今回の宴会のメインディッシュは「シラヒゲウニ(現地名:シラガウニ)」です。
 
慰労会準備
慰労会準備
 
 うまく焼きあがるようにウニの口(「アリストテレスの提灯」と言われます)に穴を開けてから、焼き網に載せます。
 
 今回のウニは、「料理」、「踊り」、果ては運動会の「輪回し」に多芸ぶりを発揮する漁師さんに捕ってきていただきました。
 
 その漁師さんの意外と雅で艶っぽい踊りも十分に堪能させていただきました。
 
 皆様、大変お疲れ様でした。
 
 
 
※注1 レザーリーフ
正式には「レザーリーフファン」。また「レザーファン」とも呼ばれる。
 
整った三角形をしており、フラワーアレンジメントや花束でメインの花を引き立て、全体的な豪華さを増す要素として重宝される。
 
種子島ではビニールハウス内での管理環境で栽培され、種子島の主力生産物となるべく注目されている。
 
元来「レザーリーフファン」とはシダの特定の品種名であり、本文中のシダが該当するか否かは未確認である。
 
※注2 蚊の媒介する病気
蚊は産卵する雌のみが栄養補給のために吸血するが、さまざまな動物種の吸血を行うため種の範囲を超えたウィルス媒介を行ってしまうことになる。
 
日本では豚から蚊を通じて媒介された日本脳炎がよく知られている。
 
この日本脳炎ウィルスは、豚寄生では正規の宿主であるため症状が出ないことが多いが、人間では非正規の宿主であるため重篤な脳炎を引き起こす。
 
最近では飛行機などでの短時間で蚊自体が移動できてしまうことや、温暖化などの環境の変化で特定の蚊の生息可能範囲が変化したため、蚊による予想もつかない地域での意外な疾病の蔓延が起こりうる(北アメリカでの西ナイル熱など)。
 
また、インフルエンザウィルスも蚊によって様々な動物種間を移動することにより新型の変異種が発生しやすくなることが最大の問題である。
 

戻る
TOPへ