■2009年7月5日に伊勢神社の六月燈、12日に大崎神社の六月燈が催されました。
■六月燈は鹿児島ならではのお祭りです。
その発祥は諸説あるようですが、その風習は幼いころのお祭りのイメージとなって心に焼きついています。
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燈篭で飾られたお社 |
残念ながら上西校区では子供たちの数が昔ほど多くはありませんが、今日は伊勢神社でかき氷を子供たちに無料サービスしていました。
大人には室でお酒が振舞われ、大人たちのほうが神社についつい長居をしてしまいます。
お父さんを待つ間に、かき氷を三杯も食べている男の子もいました(笑)。
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子供たちの作った燈篭 |
今日は少し風が強かったので、子供たちの作った燈篭に灯された火が絶えないように皆が気を配ります。
燈篭には子供たちの思い思いの絵が描き飾られ、子供たちの間で流行っている事や悩み事など、今晩の親子の会話のきっかけになりそうなものばかりでした。
■大崎神社の六月燈は清めで始まります。
早朝から氏子総出で神社と神社前の広場を清掃します。
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午前中は掃除と飾りつけ |
鳥居に竿を立て国旗を掲げ、午後にお迎えする宮司様を待ちます。
宮司様に式を執り行っていただいた後小宴となります。
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午後にお祭りです |
今年はいつもと違う空梅雨に話題は集中しました。
黒のマルチ(畑の畝にかけるビニール)処理をして植えた芋が、少ない雨と日光の強さの所為で高温障害を起こし、植え直してもだめになってしまったそうです。
セミの鳴き声も例年よりも弱く、環境が変わりつつあることを皆が実感しているそうです。
そしてこれを書いている7月27日は、夏の土用の真っ盛り...のハズです。
夏の土用(注1)は江戸時代の平賀源内も「本日、土用丑の日(注2)」とうなぎを食べて精をつけるようキャンペーンを行ったことでも有名な、照りつける太陽の下、夏バテに注意すべき期間です。
それなのに降ったりやんだりのぐずついた日ばかりです。
梅干も思うように干せません。自然には勝てません。やるだけのことをやった後は、思う存分神頼みしましょう。
- ※注1 土用(どよう)
季節の変わり目を指し、立春、立夏、立秋、立冬の前のそれぞれ18日間を土用と呼ぶ。
単に土用と言う場合には立秋の前の夏の土用をさすことが多い。
2009年の立秋は8月7日なので7月19日から8月6日が夏の土用となる。
- ※注2 丑の日(うしのひ)
丑は、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二支中の「牛」を指すもの。
十二支は生まれ年を識別するだけでなく、十干(じっかん:甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)とともに暦や時刻表現に用いられ、占いや性格判断の基準として親しまれた。
2009年は7月19日と7月31日が土用の丑の日となる。