2008/08/17 部分月食(月没帯食)

■2008年8月17日早朝に、日本全国で月食が見られます。
 
 月食とは、月は太陽の光を反射して光っていますが、この太陽の光を地球の影で遮ってしまい月の一部、もしくは全部が暗くなってしまう現象です。
 
 今回の月食は月が沈むころに見られるもので、部分月食の中でも月没帯食と呼ばれます。
 
 太陽は点ではなくある程度の面積を持った光源ですので、できる影には全く光が届かない本影の部分と、一部の光が届く半影の部分があることになります。
 
 月食はAM3:23から半影食が始まり、AM4:35から本影食の開始となりますので、AM4:44に月没となる北海道などでは本影食が確認できた頃に沈んでしまうことになります。今回は、より西のほうが月食高度が高く長時間の観測が期待できることになります。
 

観測記

 
部分月食(月没帯食)
部分月食(月没帯食)
8/17 AM4:41 大崎(板敷鼻団地)にて
 
 2008年8月17日早朝は、15日に日本近海で発生したゲリラ台風の影響のせいか雲が多く、時折雷鳴が轟くという天候でした。それでも月食開始あたりまではある程度雲が薄く、なんとか観測をすることができました。
 
 写真の左上あたりが暗くなっているのが月食部分です。下方から全体的には残念ながら雲がかかっています。
 
※撮影環境:鏡筒ARGUS-65、SP32mm。カメラ CASIO QV-R51(コリメート法)
   Auto(中央重点測光)+1.3EV。
 

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